2013年01月11日

細菌学総論1


細菌の病原性について述べよ。

侵襲力 @粘着と定着 A繁殖と拡散 B防衛機能に抵抗
毒素  @外毒素 A内毒素


常在菌の生理作用を述べよ?

@病原微生物の侵入に抵抗
A栄養物を合成(ビタミンB,Kなど)
B免疫作用(マクロファージを刺激し抗原提示させる。サイトカインの放出)
C腫瘍を抑制(腸の蠕動運動を促進)


外毒素を3種類述べよ

神経毒(ジフテリア菌、破傷風菌、ボツリヌス菌)、腸管毒(ブドウ球菌のエンテロトキシン)、細胞毒


外毒素と内毒素の違いについて

      外毒素                  内毒素
産生細菌  グラム陽性菌と少数のグラム陰性菌     グラム陰性菌
産生方式  合成、分泌                細胞壁成分
化学成分  蛋白質                  リポ多糖
熱安定性  熱に弱い                 耐熱性
毒性    強い、選択性               弱い、選択性なし
抗原性   強い                   弱い


LPSの生物学作用を述べよ?

発熱、白血球反応、エンドトキシン血症とショック、DIC


感染症の型を5つ述べよ。

未感染、不顕性感染、顕性感染、潜伏感染、保菌状態


細菌感染の血症の型を5つ述べよ。

毒血症、菌血症、敗血症、膿毒血症(化膿菌による)、エンドトキシン血症(LPSが移行)


トキソイド(類毒素)とは?

外毒素をホルマリン処理して、毒性をなくしたもの。免疫原性は有する。


CPEとは

細胞変性変化(cytopathic effect)のことで、ウィルスに感染した細胞に見られる形態変化のこと。
(細胞の円形化、狭小化、細胞融合、多核巨細胞、封入体)

10
ウィルス感染の型を述べよ。

急性感染
持久感染(潜伏感染、慢性感染、遅発性ウィルス感染、SSPE(亜急性硬化性全脳炎←麻疹ウィルスから)

11
整合とは?その例も述べよ。

ウィルス核酸が細胞の染色体のDNAに結合すること。

12
封入体とは?

ウィルス感染細胞に見られる好酸性や好塩基性の領域。
ウィルスの核酸や蛋白質が集合した部分である。

13
悪性転換について述べよ。

腫瘍ウィルスの感染により、腫瘍が発症すること。

14
消毒とは?

病原微生物を死滅させて、その感染力を失わせる操作。

15
滅菌とは?

すべての微生物を完全に除去すること。

16
芽胞の滅菌方法について

高圧蒸気滅菌法(オートクレーブ滅菌法)1.05kg/cm3、121.3℃、15-20分

17
生ワクチン(弱ワクチン)の長所と短所を述べよ。

長所
一回接種でよい。免疫効果が高い。免疫の持続時間が長い。
短所
ワクチンの保存期間が短い。回復変化がある。合併症。他の潜伏ウィルスの活性化

18
死菌(不活化)ワクチンの特徴を述べよ。

接種回数が多い。免疫効果が生ワクチンより弱い。免疫の持続時間が短い。

【関連する記事】
posted by 我輩は細菌 at 20:49| 細菌学総論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。